上用賀のコートハウス / Kamiyoga Court House

都心近郊、11棟の分譲住宅ミニ開発。

周囲よりも高い地盤を利用して、地下1階・地上2階とする分譲住宅の常套手段をとりながら、地階RC部を全棟連続させて、住宅地全体を載せる緑化された基壇として位置づけている。

一方、地上の木造部は各棟単純な切妻だが、屋根勾配・窓配置・外壁色(白・紺・オレンジ・シルバー)を違えて、似ているが同じでない集合の状態をつくっている。

​基壇の法面は曲線を描きながら凹凸し、引込み道路から各住戸のポーチを連続させて、アプローチ全体を襞上の空間にしている。切妻の各棟は互い違いに配置され、小割の敷地に密集して家々が並ぶことの圧迫感を抑えながら、各住戸には囲われたプライベートな庭を作りだしている。既存の町並みと不連続に開発するのではなく、スケールや意匠の緩やかに連続した関係をつくることで、「引き込まれた町並み広場」となることを期待している。

detail

竣工:2007.06

計画地:東京都世田谷区

用途:分譲住宅 11棟

敷地面積:1,083.53

延床面積:966.75㎡

構造:RC造+木造

受賞:2008年JIA新人賞(最終5選),第11回TEPCO快適住宅コンテスト優秀賞,住まいの環境デザインアワード2008特別賞,2008バルセロナ建築フェスティバル「Housing」shortlist入選,2009グッドデザイン賞

掲載:新建築2007.08,日経アーキテクチュア2006.09.25