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丸太と高床/ Vertical Logs And Stilts-A Floating Forest Home For Students
「掘立柱、自立した丸太」
小学生が利用する林間学校の施設。広大な森の生命力を建築に活かす。丸太の「柱」を立て「広い床」を浮かばせ軒の深い「覆い」を載せた単純な構成。木現しの構造材が門型のラーメンフレームを連ねる明快な架構の平屋建てである。木特有のスケールを伴って重厚な存在感と透明さを備え古来の伝統建築をも彷彿とさせる。そして素材の肌触りや香りは温もりと懐かしさを抱かせる。丸太は製材された木材ではなく柱頭は切りっぱなしで立てて「原始の小屋」のオーダーのような樹木として林立している。
detail
竣工:2022.09
計画地:山梨県
用途:寄宿舎
敷地面積:50,303㎡
建築面積:170.11㎡
延床面積:112.61㎡
構造:木造
撮影:中山 保寛
掲載:新建築2022.10
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