​Hi-ROOMS明大前/線路際の長屋 / Hi-ROOMS Meidaimae

「グリッドで区分けされた長屋の集まり」

​線路際に建つ賃貸住宅。電車と踏切の騒音をいかに遮断するか?という課題と北東側に広がる高台南斜面の住宅地から見下ろされる周辺で最も低い位置関係の敷地において、如何に快適に暮らせる環境をつくるか?を重要なテーマとした作品。劣悪な環境下でも、格差を感じることなく快適に暮らせる建物の「あり方」「あらわれ方」を意識している。

線路対面の塀や周辺の擁壁・電車・工作物・土木構築物を参照し、敷地形状に合わせて頑丈なブロック塀の防音壁を外周だけでなくグリッド状に積層した。グリッドによりできた各升目が1住戸の領域とし、内外を臥梁だけで仕切り、専用中庭をもつメゾネット住戸をつくった。敷地を一周する引き込み通路からのダイレクトアクセスとなり、塀で囲われ独立性の高い15戸のコートハウスの集合体である。

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竣工:2008.07

計画地:東京都杉並区

用途:長屋 15戸

敷地面積:1,017.55

建築面積:380.31

延床面積:760.62㎡

構造:鉄筋コンクリート組積造

​撮影:上田 宏

受賞:TPO ReCoMendation2006 最優秀賞,第25回新建築賞,平成21年東京建築士会住宅建築賞奨励賞,2009年グッドデザイン賞 ほか

掲載:TITLE 2006.06,新建築2008.08,ディティール No.175,建築技術2008.12,新建築住宅特集2009.03,グッドデザインアワードイヤーブック2009-2010,現代日本の建築家2009,集まって住もう