POOL-SIDE

表参道の新オフィス「POOL」のリノベーション(約200㎡)。既存建物は住居用マンションで、雁行した平面形に数多くの個室が配置されていた。広いスペースにスタッフ数人の事務所なので、前作のSakura flat(2010)同様、中央にがらんどうの大きな場を残し、素材感や密度の高い要素を周囲に配した。雁行平面と既存窓を手掛かりに、コーナーを設け、作業、打ち合わせスペースを分散した。机や小上がりの場を足場板でつくり、外周に沿ってぐるりと取り巻いている。余白は全て平板ブロックを敷き詰めただけの手つかずの場所とした。窓辺に寄り添う場が連続している空間だが、全体を把握できるように、机の高さを基準に上下で対比的に扱い、広すぎるワンルームに「まとまり」を与えた。

​床+720mm(机高さ)を文字通り「水面」と捉え、プールとそれを取り巻くプールサイドと見立てた。休憩時にプールサイドから眺める水面のように、緩と急、静と動を感じる場所をつくる。

ditail

竣工:2010.10

計画地:東京都港区

用途:オフィス

延床面積:240.72㎡

掲載:新建築2012.03、ブレーン2012年3月号